SemiSel
当社の優れたパワー半導体選択ツール
SemiSel
「最適なパワー半導体を選択できているか」と自問されたことはありませんか?経験がある方は、セミクロンダンフォスの 電力損失および温度のシミュレーションツールSemiSelをお試しください。お客様のアプリケーション固有の特性に最適なパワー半導体を選択できます。
利点
市場参入までの時間を短縮し、コストを予算通りに抑えながら、電力密度が高くより高効率かつコンパクトな設計を行うことは、パワーエレクトロニクス開発者が直面する課題のほんの一部です。開発者は、市場の膨大な多様性の製品から適切なコンポーネントを選択する必要があります。ここで、製品開発者の適切な判断を支援する効率的な選択ツール、SemiSelの出番です。SemiSelは様々な動作条件下のパワーエレクトロニクス回路を試験できる、使いやすさ、高度な機能、速度のバランスが取れた包括的な無料ツールです。演算機能は単純な公称動作条件や特定の過負荷から、負荷サイクル全体またはミッションプロファイルの複雑な計算まで幅広くカバーします。新しいシミュレーションコアは、平均シミュレーション方式と、低周波や0Hzインバータ動作などの危機的な状況をシミュレーションする連続モードをオプションで切り替えることができ、最適なパフォーマンスを高速な計算で導き出します。
SemiSelは、電圧レベル、スイッチング周波数、または冷却条件の影響を考慮して、実際のアプリケーションと同等の条件下で製品特性を比較するために使用します。SemiSelによりデバイス損失と温度に関する必要なデータを導き出せば、製品開発の初期段階で冷却要件を指定できます。
アプリケーション
現在SemiSelは、あらゆるアプリケーションに使用できる27種類のパワーエレクトロニクス回路をサポートし、汎用ドライブ用のシンプルな単相整流器から太陽光やUPSアプリケーション用の様々な3レベルインバータ回路まで、すべてをカバーしています。バッテリーチャージャー用のDC/DCコンバーターや、エレベーター用のアクティブフロントエンドインバータをシミュレートできます。当社の新しいソフトウェアコンセプトにより、新しいトレンドが市場に出現するとすぐに新しい回路がソフトウェアに実装されます。
製品ラインアップ
すべてのセミクロンダンフォス製品に使用可能
- 配線付き整流ダイオードとサイリスタ
- IGBT、ソフトリカバリーダイオード
- SiC-MOSFETまたはショットキーダイオード
- 定格電流3A~6000A
- 定格電圧 55V~3300V
主な特長
- 27 種類のパワーエレクトロニクス回路をシミュレーション可能
- 様々な複雑度でシミュレーション
- シンプルな定格条件から複雑なミッションプロファイルまで
- 空冷および水冷システムの冷却条件
- 効率と温度が一目瞭然
高度な機能
SemiSelでは、すべてのセミクロンダンフォス製品をユーザー登録せずに匿名でシミュレートできますが、登録することでSemiSelの真の性能を活用できます。シミュレーション結果の保存や以前のセッションのシミュレーションの読み出しなどの基本機能に加え、さらに多くの機能が用意されています。たとえば、新しいエクスポート機能により、同僚やお客様とシミュレーションを共有したり、デバイスパラメータを変更して、様々なゲート抵抗に対するスイッチング損失や最大順電圧の影響を確認することが可能です。新開発SemiSelの隠れた機能をお試しください!
- ご自身のアカウントを作成して登録
- ログインしてシミュレーション結果の保存、読み込み、共有やデバイス特性の変更オプションなどの追加機能を活用
- SemiSel サポートチームへの問い合わせ
- 匿名ユーザーとしてシミュレーションを開始し、パワー半導体をすばやく簡単に選択
Semisel – 5ステップで最適なパワー半導体を選定
1. 回路構成および回路の選択
ボタンをクリックして、汎用ドライブ用の単純な単相整流器から太陽光やUPSアプリケーション用の様々な3レベルインバータ回路まで、お客様のアプリケーション要件に適合するパワーエレクトロニクス回路を選択できます。新開発SemiSelでは、既存の21種類と最新の6種類、合計27種類の回路から選択できます。
- 電気エネルギー変換方法によってグループ化された27種類のパワーエレクトロニクス回路
- クリックで回路を選択
2. 回路条件の決定
信頼できる温度/損失計算を行うには、電気的動作条件の詳細な仕様が必要です。入力した仕様に合わせて、SemiSelは要件を満たす製品がある場合はそれを提示します。定格動作条件に加えて、特定の時間の一定の過負荷電流を計算したり、様々なパラメータを持つ複雑なミッションプロファイルを含む表をアップロードしたりできます。新しいSemiSelには、PWMインバータの様々な制御戦略や、すべての回路の出力周波数の温度リップルの考慮など、多くの新機能が搭載されています。
- 様々な制御戦略を有するインバータ
- 整流器およびACコントローラへの高電流リップル(THD)を考慮
- 単純な過負荷や表形式の複雑なミッションプロファイルのアップロード
3. パワー半導体の選択
汎用ドライブ用の単純な単相整流器,太陽光やUPSアプリケーション用の3レベルインバータ、バッテリーチャージャー用のDC/DCコンバーターやエレベーター用のアクティブフロントエンドインバータなど、SemiSelはあらゆるアプリケーション分野に最適なパワーモジュールを選択できます。自動製品推奨機能、または製品フィルターにより、最適な製品を検索します。登録ユーザーは、スイッチング速度を適合させるためのゲート抵抗などの様々な製品パラメータを変更し、スイッチング損失への影響を確認できます。
- 幅広い製品ラインアップからお客様に最適な製品を選択
- 電気的およびケース特性によるフィルターオプション
- テキスト形式のデータベースの検索
- スイッチング速度を適合させるため、ゲート抵抗を変更し、スイッチング損失への影響を確認
4. ヒートシンクの決定
パワー半導体を正しく選択するには、実際の冷却条件の考慮が重要です。ヒートシンクの特性は、パワーモジュールの数、サイズ、配置によって異なります。水冷/空冷いずれも、SemiSelはお客様のアプリケーション用に一般的なヒートシンク用の熱インピーダンスを推奨します。または、独自のヒートシンクの熱インピーダンスを入力して、計算に入れることもできます。SKiiPやStacksなどのヒートシンク付きの製品では、所定のヒートシンクを使用できます。
- 空冷または液冷ヒートシンクの提案をもとに冷却条件を自由に決定
- ヒートシンクの寸法と空気/冷却液の体積を調整
- SKiiPおよびその他の半導体用に所定のヒートシンクを選択
5. シミュレーション結果の分析
アプリケーションに最適なモジュールを選択できたかどうか、 SemiSelのシミュレーションレポートでその答えを知ることができます。シミュレーションの結果をすばやく簡単に評価する最適な方法は、通常または過負荷状態のシミュレーションにおいて、任意の瞬間における個々のスイッチの挙動の詳細なレポートを確認することです。さらに、シミュレーションレポートを保存およびエクスポートして、同僚やお客様と共有できます。
- 定格条件および過負荷状態での温度と損失
- すべての使用可能な半導体を「Details」欄に表示
- 関心のある領域を拡大してより詳しく調査
- 結果をPDFドキュメントとしてダウンロード